ピックアップ GⅢ 小松島 07/02
決勝は、石原颯-犬伏湧也-小倉竜二-山形一気と4車結束した四国勢の番手を回る犬伏に人気は集中した。だが、四国勢は赤板過ぎのアクシデントで空中分解してしまう。石原を突っ張り四国勢に圧をかけた郡司浩平、単騎でカマした嘉永泰斗、優勝した古性優作、S級S班の3人が速さだけではない、強さを見せつけた。

松浦悠士
松浦悠士は、5141着でシリーズ2勝の成績。常に優勝争いに顔を出す松浦からすれば、決勝進出を逃したことは納得のいく開催ではないだろうが、2勝のうち、二次予選は犬伏湧也の先行を交わし、最終日は西田優大と一度は連結を外しながらも付け直し、別線の巻き返しを何回も阻んだ上で西田とワンツーを決めており、レース内容はお見事。後半のビッグ戦線に向けても、さらに調子を上げてきそうだ。
「(最終日の西田は)追い付きざまに行ってくれたので、そこまで脚もキツくなかったですね。(最終)ホームで(河崎正晴が)来ていたのは、わかっていたし、最後も内を気にしながら踏んだ。ギリギリ行かれたかなと思ったけど、(西田と)ワンツーで良かったです。乗り方はいろいろ修正して、昨日(3日目)から感じも良くなった。初日は練習用のフレームを使ったけど、2日目からいつものに戻して、ある程度いつも通りの感覚で走れたかなと思います。次は(7月10日からの)伊東のワールドシリーズで、太田海也もいるので、しっかり頑張りたいですね」

磯島成介
磯島成介は、今開催のオープニングレースを中団2コーナーまくりで制すと、二次予選は、赤板2コーナーから仕掛けて、2車ラインでも主導権を奪う。大槻寛徳の援護はあったが、小川三士郎、岸田剛を不発にさせると、自身は4着まで沈んだが、番手の大槻が1着をつかむ。岸田マークの古性優作が3着になり、3連単は33万870円の特大万車券が飛び出す。磯島が波乱を演出したといってもいいレース内容で準決に駒を進めた。最終日は練習仲間の立花昌也が力尽きると、自力に転じて2着まで詰め寄っている。連日、タテ勝負でみどころが多いシリーズだった。
「(最終日は立花が)挟まれるような感じになって、難しい感じになりました。自分も任せているし、後ろでも何もできなかったですね。下がってきたので、踏むしかなかったです。あまり番手はないですし、ちょっと判断も難しかったです。準決は下手なレースをしてしまったけど、初日はまくれているし、感覚は良かった。冬期移動から戻ってきて、練習方法は変えていないけど、街道練習を多めにしてから状態が上がってきた。まずは少しずつ点数を上げていきたい」

青野将大
青野将大は、4911着でシリーズを終える。二次予選の9着は郡司浩平を背に、高松宮記念杯の連係時に失敗したこともあり「もう失敗はできない」と強引に仕掛けに出ての敗戦。3日目は望月湧世の先行に乗って1着。「人の後ろに付いたことで、前でやるときの走り方で勉強になることもあった」と、新たな気づきもあった。最終日は外併走から青木瑞樹を叩いて先行し、援軍を失うが力強く逃げ切った。シリーズを通して競走内容が濃かった。
「今回から新車を使っていて、流れてからのスピードの乗りはいいけど、赤板あたりからの感じはそこまでですね。前回の落車でフレームが壊れてしまったし、仕方ないんですけどね。2日目は先輩の前でしっかり自力を出して、3日目のように番組上、人の後ろのときは発進だけじゃなくて自分のできる事をしようと思っている。(サマーナイトフェスティバルに向けて)いつも通り練習するだけなんですけど、新しい自転車も届くので、いつもは練習量が少なくなるのでしないんですけど、今回はその間にいろいろといじってみようと思う。今回のを使うか、新しいのを使うかは、練習で走ってみて考えようと思います」

坂井洋
坂井洋は二次予選、最終日に切れ味鋭いまくりでシリーズ2勝を挙げる。古性優作と激突した準決の競走内容が課題であることを口にしたが、タテ脚が戻ってきており、今後のビッグ戦線に向けても手ごたえをつかんだ。
「(最終日は)前受けからセオリー通りに動いていこうと思いました。詰まったところで行くことができたけど、ギリギリ押し切れましたね。準決は古性さんより先に仕掛けないといけなかった。前回が終わってから、やりたいことがたくさんあってしっかりやってきたし、このあとのサマーナイトフェスティバル、オールスターに向けても帰ったらすぐにやりたい。(自転車の)こぎ方を思い出したので、忘れないように」