• 9/3〜9/6
  • 青森競輪場開設76周年記念みちのく記念競輪

  • 9/3〜9/6

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 青森 09/03

 地元の新山響平を先頭に、4車の北日本勢の狙いは突っ張り先行ただ一つ。それを読み切った松浦悠士は、石原颯に策を授けて、赤板での踏み合いをさせず、打鐘カマシに狙いを絞った。松浦のクレバーな読みと、差し切った脚力もさすがだが、新山を叩き切った石原の強さにも度肝を抜かれた。いま、もっとも勢いのある機動型が、新時代を切り開いている。

小堺浩二の顔写真

小堺浩二

 地元での共同通信社杯を目前に控えている小堺浩二は、8月は6場所13走と走りまくった。今場所の次は、さっそく奈良での向日町記念の追加が入っている。体のコンディション作りに気を配りながら、レースを走り続けて地元ビッグに備えていく。

 「(追加や、補充の)電話が来れば、まだ走ると思います。レースを走ることが一番の練習だと思いますし、自分は走ることがモチベーション。共同通信社杯の前でも、断らないんじゃないかな。今年の目標は400勝。ビッグで2勝できるとは思っていないけど、共同通信社杯のどこでもいいから1着を取りたい。ビッグでは2着が最高なんです。僕の場合は、腰痛や、股関節の痛みが出ないことが一番大事。それが出ちゃうと、練習もできないし、移動にも影響が出てしまう。共同通信社杯までは、(レースを)走ることになっても、体のケアをしっかりやって備えたいです」

遠藤拓巳の顔写真

遠藤拓巳

 今年からS級に初挑戦している遠藤拓巳が、徐々に本格化の兆しを見せている。初日は小原佑太に真っ向勝負を挑んで共倒れの8着に終わったが、敗者戦で2連対。最終日は豪快にまくって1着をつかんだ。同い年の石原颯とは共に練習をする間柄でもあり、様々なアドバイスをもらっている。

 「石原(颯)がいろいろセッティングをいじってくれたんですよ。僕は、セッティングに関しては適当というか、すごく苦手な部分だった。自分の自転車に他の人が乗ると、みんな首をかしげるような感じでした(笑)。それを見かねて、石原が毎日レース後に待ち構えて見てくれたんです。いろんな人とつなげてくれて、石原だけじゃなくて他の人にも見てもらいました。ローラーの感じは良かったけど、実走だとまだモコモコする感じがある。セッティングのことも勉強して煮詰めていきたい」

山崎歩夢の顔写真

山崎歩夢

 山崎歩夢は、4日間全てで最終バックを取る力走。初日は突っ張れずまくりに回ったが、2日目、最終日と、前受けしたレースは全てで赤板で突っ張りを狙った。徐々に自分のレーススタイルを確立してきており、失敗を経験しながらも成長している。

 「最近はずっと(赤板で思いきり、切りに来られる)ああいう感じですね。それでも、まず突っ張って、そこからのペース配分だなと思ってます。今日(最終日)に関しては、(小原)丈一郎さんがう回して追い上げてきていたので、追い上げやすいようにペースに入れた。後ろもゴチャついていたので、ペースで駆けられました。強弱をつけたり、カントを使ったり、突っ張りのバリエーションが増えてきたと思います。でも、まだスピードが足りない。もっと後ろがビリビリするような先行をしたい」

郡司浩平の顔写真

郡司浩平

 初日特選の郡司浩平は、8番手で動けず7着。「自力をやめようかと思うほど落ち込んだ」と、郡司にとってもショックが大きかった。36歳の誕生日に迎えた2日目の一走は、打鐘過ぎから仕掛けての先行策。郡司らしさ全開の、気持ちを強く持った仕掛けだった。準決勝は、石原颯に力負けを喫したが、開催を振り返る郡司の表情はどこか、すがすがしかった。

 「(初日に大敗して)いい意味で吹っ切れました。(2日目以降は)連日自分が1着を取れる、自分がもつと思っている距離で仕掛けているのに、1着が取れていないのが現状。残れる仕掛けができて、タイミングもいいと思うし、自転車に関しても問題ないので、あとは体ですね。準決を振り返ると、ただ、ただ力が足りていない。自力じゃ及ばないんだなと。そこを強化しないといけないですし、力勝負じゃなくて、レース運びで勝たないといけない場面も出てくると思います」