• 10/22〜10/25
  • 熊本競輪場開設76周年記念火の国杯争奪戦

  • 10/22〜10/25

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 熊本 10/22

 嘉永泰斗の番手まくりを、山口拳矢が内から抜き去ってV奪取。冴えわたる勝負勘で、地元勢の夢を打ち砕いた。賞金を加算した山口は獲得賞金ランキング12位に浮上。防府記念の追加あっ旋が入ったことも、大きな追い風になるだろう。S班返り咲きを狙う中部のエースが、ラストスパートをかける。

藤井栄二の顔写真

藤井栄二

 藤井栄二は、6月久留米でのレインボーカップで特別昇級すると同時に本格的に追い込みに転身。南部翔大の番手を回った最終日は、新村穣に道中で飛び付かれながらも番手を守り、熊崎麻人のまくりをブロック。最後は南部を差し切って、ラインでの上位独占を果たした。

 「隙を見せずに(番手を)絶対に守らないとと。小林(弘和)さんも3番手で付いて来て下さったからこそ、しっかり当たりにいくことができたと思いますし、他地区なのに固めてくださってありがたかったです。(まくりを)止めにいくところの動きは隙があるような動きをしてしまった。本来ならまくってきたちょうどのタイミングであたりにいくところを、その前に内外線を外して動いてしまっている。引き付け方ですね。そこに隙がありました。毎レース勉強だと思っていますし、VTRを見たり、先輩方にアドバイスをもらって勉強していきたい」

阿部将大の顔写真

阿部将大

 阿部将大は、初日、2日目と地元勢の前で奮闘。初日で勝ち上がりを逃したことは痛かったが、番手戦だったシリーズ後半は1勝を含む2連対。最終日は、最終バック9番手から空いた中のコースに入り、直線で鋭く伸びて2着に入った。

 「どんな展開になっても、確定板に入らないといけない。古性(優作)さんを見習いたいなと思って。前の選手がやりやすいようにしてあげて、その上で自分はどんな展開でも確定板に入れるようにと。でも、(最終日は佐藤)壮志が3コーナーまで踏めていたし、もっとちゃんと付いていかないといけない。今日はコースを見つけようっていう意識が強すぎました。中のコースに入っていくのは怖かったけど、空いているところを探して、探してって感じで入った。どこに入っていくのが正解かはまだわかってないし、それはレースのなかで意識して走っていかないとわからないところだと思います。戦法の幅が広がればもっと成績も上がると思うし、意識してやっていきたい。競輪祭、地元記念と大事な開催が続くけど、ちょっと足踏みが続いている。状態を上げていけるようにやっていきたい」

猿樂楓樹の顔写真

猿樂楓樹

 通算3度目の記念に挑んだ猿樂楓樹は、シリーズ3連対。準決は後手を踏み不発も、最終日は後位が競りの不利を跳ねのけて1着をゲット。白星で、生まれ故郷での記念を締めくくった。

 「後ろが競りというのが初めてだったので、後ろの動きを見ながらの組み立てになった。一瞬の隙で叩かれてしまったので、それなら打鐘から駆けてしまえば良かった。合わせられるかなって思ったし、突っ張りたかったけど、気持ちが弱かった。(出身地の熊本での記念で)意識をしないようにはしていたけど、どこかで意識していたのかな。後ろに迷惑をかけるレースが多かったので、次の防府では修正したい。全部気持ちが弱かったと思うし、体調面でも失敗していたので、そこを考えて次の開催を頑張りたい」

眞杉匠の顔写真

眞杉匠

 眞杉匠は4走全てで確定板入り。決勝3着も、開催を通して「こんな走りがしたいわけじゃなかった」と厳しい表情。共同通信社杯で佐々木悠葵がビッグ初制覇を達成し、寛仁親王牌では木村皆斗がビッグ初優出。関東勢の新たな力が躍進する裏で、眞杉は苦悩のなかにいる。

 「若手がどんどん出てきて、今回だったら(福田)稔希や、(木村)皆斗が頑張っているのに自分がこんな走りをしていたら示しがつかない。本当はバックを4本とるつもりできていたのに。それが、初日から話にならなかった。3、4年前にできていた走りができなくなっている。初日だって、前までだったらトン、トンで切って、そのまま誰も来られないペースで駆けている。それがあんなところで単騎に仕掛けれているようじゃ…。皆斗と話していて、ガンガン先行していたときってどんな感じだったんですか?って言われたんですよ。そっか、俺が先行していたのって過去の話だと思われているのかって。またあの頃のような走りができるように考えていきたいし、練習します」