地元吉澤純が譲らぬ
吉澤純平が地元の意地で混戦を制すか。昨年末の大怪我から見事に立ち直り、復帰した3月玉野記念からコンスタントに勝ち星を稼ぎ、6月久留米の完全Ⅴで完全復活をアピール。そして、11月松戸の初日特選では、原田研をまくった松岡健を豪快にねじ伏せ、芦澤大の追撃も振り切り快勝。最近も内容の濃いレースが続いて地力アップは明白だ。ガード役も中村淳と頼もしい。
櫻井正孝からも目が離せない。11月小倉はまくり3連発の完全Vで、S級初Ⅴをゲットとこちらも勢いが止まらない。北の機動型としての評価は上がる一方だ。ここも竹内智彦と息を合わせて、宮城で連独占を狙う。
九州勢は技術で勝負する。田中誠は俊敏な動きで好位を確保し、ここぞというときの一発も秘めている。小野俊之もベテランならではの泥臭い競走でファンの期待に応える。
強敵相手に勇猛果敢に攻める渡邉雄太も忘れてはならない。重鎮鈴木誠とは10月千葉記念の一予で連係済み。鈴木は先行した渡邉をアシストして逆転と相変わらずの決め脚だ。
水谷好宏あたりが奮起なら、宮越大や朝日勇らの連浮上もありそうだ。