近藤隆が激戦を制す

近藤隆司
激戦必至の顔ぶれも、近藤隆司を本命に抜擢。昨年はF1戦6Ⅴに、記念を4度の優出と大暴れ。今年は念願の1班に上がり、輪界を代表する機動型にさらに一歩近付いた。年末から若干リズムを乱すが、1月松戸1着の初日にしても古性優―村上博にまくり快勝と心配ない。持ち前の力強い仕掛けでⅤ奪取だ。番手は渡邉晴智。鋭いキメ脚は衰え知らず。近藤援護から抜け出し図る。
「16年の前半戦は全日本が勝負」と意気込む中川誠一郎。1月立川記念は準決敗退も、2日目優秀戦を2着など流石の走りも披露。そのビッグ直前とあって、W杯転戦の中でも戦える状態で乗り込んでこよう。仕上がり完璧なら、援護手薄も関係なし。脅威のスピードを見せる。
北の軸は菊地圭尚だ。12月西武園ではまくり追い込んでⅤ。売り出し中の坂本周輝と同乗なら自在な持ち味が一層生きてくる。坂本が主導権なら菊地が好展開をモノにする。柴崎淳、近藤龍徳の中部勢も差はなく好勝負。