混戦も中部勢がリード
静岡ダービー前でトップクラスは不在となった今節。その中で主役として期待がかかるのが吉村和之だ。今期はほぼ毎場所優参と安定感高く、3月高知で昨年9月平塚以来のV奪取。決勝は先行した高橋和の頑張りに尽きるが、番手から絶好の展開をきっちりとモノにした。今節も昨年10月から優勝3回と上昇曲線を描く西村光太を先導役に、山口泰生と中部トリオで確定板独占も視野。
中井俊亮の勢いを重視する手も。昨年はA級で9Vをマークと力の違いを見せると、昇級の今期、3月小倉でS級初優勝を無傷で果たした。決勝は打鐘2センターからカマし主導権を握ると、そのままグングン加速し押し切った。続く小田原でも準Vと勢いに乗っており、援護はやや手薄も怖い存在だ。
中井と同期の杉森輝大も力を着実につけている。昨年からS級でもまれると、中井より一足早く2月伊東でS級初優勝。ここも持ち前の機動力を発揮していこう。こちらも力をつけている中田健太と関東でワンツーを狙う。
また地元の牧剛央も山形一気との西連係から勝機を見出してきそうだ。