椎木尾拓が地元死守

椎木尾拓哉
傑出者不在で混戦も、地元の椎木尾拓哉に本命を期待。今年は序盤から優出続きと順調そのもの。静岡ダービーでは川村晃を差し切り一予を快勝。3走目は単騎戦も直線鋭く2着とシリーズ2連対で存在感を発揮した。栗山俊介に5月宇都宮記念での落車の影響がなければ、優位にレースを運べよう。市田佳寿浩もライン固めだけに止まらない。大きな怪我や故障もなく今年は抜群の安定感。要所で見せるキメ脚は完全復活の足音を感じる。
鈴木裕、五十嵐力の南関勢も怖い。鈴木は5月別府を着。決勝は上がり11秒1の快速まくりで圧勝と、G1でも通用している一撃の破壊力を見せ付けた。五十嵐も宇都宮記念の優出が巻き返すきっかけとなりそう。
連対ラッシュの高橋和也もここでは機動力上位の存在。直近の5月平では今年2度目の準Ⅴ。決勝は力強い先行で永澤剛―成田和、黒川茂らを完封。ラインがしっかりすれば再現も十分。杉本正隆は前々勝負で活路を見出す。