完全復活目指す村上博
今年最初の久留米開催にトップ選手が集結。誰が勝ってもおかしくないが、中心には村上博幸を推す。落車禍に苦しんだ一昨年から巻き返しを目指した昨年。全日本選抜で優参、名古屋、静岡での両ダービーで準決進出。タイトルも狙えそうだったが、オールスターで再び鎖骨骨折の憂き目に。それでも復帰後は12月奈良で完全Vと復調気配。真の完全復活へ、今年最初の競走で好発進だ。昨年四十路を迎えた川村晃司は寬仁親王牌で鎖骨骨折し、その後は怪我の影響もあり低迷。だが、競輪祭の後半2日間は負け戦ながら復調気配を漂わせていた。流れを変えパワフルな走りで京都ワンツーといこう。
渡邉晴智、松坂英司と強力追い込み陣そろう南関勢も互角。渡邉は昨年地元静岡ダービーで決勝3着になるなど、差し脚のキレが年を重ねてより一層冴えている。松谷秀幸ら機動型が勝ち上がりなら好勝負必至。
小松崎大地、菊池圭尚の北日本勢も負けていない。両者とも昨年は消化不良に終わっただけに奮起だ。吉本卓仁も地元開幕戦に燃える。合志正臣との九州連係で反撃機を窺う。