• 全日本プロ選手権競技大会記念競輪5/27〜5/28


全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 シリーズ展望

豪華メンバーの競演

平原康多

平原康多

武田豊樹

武田豊樹

 2日間の短期決戦。ファンの支持を集めるのは平原康多だろう。昨年11月の小倉競輪祭、今年2月の取手全日本選抜でG1を連覇。絶対王者として、競輪界を引っ張っている。5月の京王閣ダービーは決勝6着。G13連覇こそならなかったが、輪界最強の評価は揺るがない。今シリーズもメンバー、展開に応じて変幻自在に立ち回る。武田豊樹は地元の全日本選抜で準Ⅴ。3月高松ウィナーズカップ、5月京王閣ダービーでも決勝に進出するなど、ビッグレースで好成績を収めている。「スーパープロピストレーサー賞」は過去に4回制しているように抜群の相性を誇る。今年は大会3連覇に向かって突き進む。吉田拓矢は京王閣ダービーの一次予選で落車。左鎖骨骨折の重傷で、復帰までしばらく時間がかかりそう。吉澤純平は3月大垣記念、高松ウィナーズカップで連続落車したが、復帰戦の京王閣ダービーは一次予選でまくり快勝。不安を一掃する走りを見せた。さらに上積みが見込めるし、期待できそうだ。

浅井康太

浅井康太

深谷知広

深谷知広

 中部勢も戦力は充実している。軸になる浅井康太は今年に入って優勝ゼロ。それでも高いレベルで安定している。ここは深谷知広、竹内雄作ら頼れる後輩に前を任せて、展開有利に運ぶ。深谷は京王閣ダービーで今年初のG1優出。ライバルをパワーでねじ伏せる豪快な走りが戻ってきた。竹内もペースで駆ければ強じんな末脚を発揮する。

三谷竜生

三谷竜生

 近畿勢は村上義弘が街道練習中の落車で鎖骨骨折。2カ月以上も戦線から離脱している。稲垣裕之は新フレームが馴染まず、京王閣ダービーは二次予選で敗退した。そのなかで三谷竜生がダービーを制覇。タイトルホルダーの仲間入りを果たした。これから近畿の新たなエースとしてラインを引っ張っていく。古性優作も京王閣ダービーで3勝を挙げるなど、一段と強くなった。脇本雄太は徐々に復調している。椎木尾拓哉は地元で奮起する。

新田祐大

新田祐大

 北日本勢で初日の優秀戦を走るのは新田祐大、渡邉一成のS班2人しかいない。両者とも今年の前半はナショナルチームの活動で多忙な日々を過ごした。新田は3月ウィナーズカップ、5月の京王閣ダービーと立て続けに決勝を逃しただけに、今回は結果がほしい。渡邉も勝負の後半戦へ、これから状態をしっかり上げていく。

 九州勢は中川誠一郎に、園田匠、山田英明ら精鋭ぞろい。中川は2月奈良記念の落車で鎖骨骨折に見舞われたが、ウィナーズカップで復帰。それから一戦ごとにリズムを回復している。京王閣ダービーは2勝をマーク。完全復活の日も近いだろう。園田は京王閣ダービーで久々のG1優出。展開不問の差し脚が戻っている。ダービーでG1初優出を果たした山田の走りも見逃せない。

 原田研太朗、岩津裕介の中四国勢も軽視は禁物。原田はフレームが合わずにダービーで大敗を喫したが、しっかり修正してくるだろう。岩津は決勝から遠ざかっているが、調子自体は上向いている。鋭い決め脚で優勝争いに食い込む。

  • トダコウヘイ 戸田 康平

  • 登録地 香川

    地区 四国

  • 卒期 101期

    戦法 逃捲

  • 誕生日 1992年4月21日

    • 指数

      85
    • パワー
      ランク

      10

出場予定選手

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