出世街道驀進中の藤根俊

藤根俊貴
全国各地で旋風を巻き起こしている第113期生。中でも藤根俊貴は出世頭で、S級2場所目の3月松阪で早々と初Vを達成すると、6月向日町では2V目を3連勝で飾った。更に同月函館記念は2着と未勝利に終わったものの、準決は果敢に駆けて齋藤登志信の勝利に貢献、清水裕を不発に陥れている。ここは主導権を握って押し切るとみて中心視した。名うてのマーカー成田和也が藤根を援護する。最近はやや勝ち味に遅いが、6月久留米記念の二予Aは平原康の上がり11秒1の快速まくりに続いて2着。調子に問題はなく、藤根を差してのV奪取も。
根田空史、中村浩士の師弟コンビに地元の齊藤竜也が加勢する南関勢を重視する手もある。師弟コンビは連係実績が豊富で、4月西武園では初日特選、決勝といずれも逃げた根田を中村が差してワンツーを決めた。
動きがいい松岡健介も怖い。5月平塚記念でV、その後も7月富山着など好調を維持している。仕掛けがはまると単も。
井上昌己、小倉竜二の西日本勢にも注意したい。