• 別府競輪場開設71周年記念オランダ王国友好杯6/5〜6/8


レインボーカップ A級ファイナル シリーズ展望

好目標を得た西村

西村光太

西村光太

 3着まで入ればS級に特進を果たせる期末恒例のシリーズだが、来期もA級なのは山本巨樹のみ。山本に前を任されるだろう北川大五郎はより気合が入りそうだが、レインボーカップにしても稀に見る好メンバーがそろって勝負の行方を占うのは難しい。中では藤井侑吾、西村光太の中部コンビにまず目がいく。藤井は次代のスター候補。115期のゴールデンキャッパーで、素質はすでにG1戦線で活躍している同期にも見劣りしない。文句なくA級トップの先行型はここも先手奪取に迷いはなかろう。番手でしっかりガードから西村が抜け出すレースになるとみた。“力でA級に落ちたわけではない”。西村の今期の成績は驚異的だ。11場所で10回優参し、5V、準V3回、決勝3着2回と、決勝で一度も確定板を外していない。最高の目標を得て、強敵相手でも優勝してS級復帰を決める。

 木村弘、伊東翔貴の北日本100期コンビも組めば中部勢と対等以上に渡り合える。ともに7車立てのレースがマッチしたことが主な要因だが、前期S級から調子を上げていて、降級の今期も勢いのまま好走を重ねている。木村は4V、伊東は5V。仕掛けが的確ならそろって特進だ。

 それぞれ単騎となりそうだが、小林令、佐々木龍、野口大誠はそれをハンデと感じさせない総合力の高さがある。S級でも決勝に乗っていた佐々木は後手を踏まない組み立てからのまくりで格の違いを見せているし、小林もA級ならタテ脚だけで勝負になるレベル。野口も絶好調。得意のまくりで白星の山を築いている。

出場予定選手

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