勢いある山本勝が中心

山本勝利
117期、119期の若手が短走路を舞台にスリリングな主導権争いを演じる。本命は山本勝利だ。最近の優勝は1月西武園MNくらいだが、常に先手を奪ってレースを支配している走りは迫力満点だし、何よりも最も勢いを感じる。1月伊東MN着の決勝も売り出し中の梅田加を完封する先行策を披露。水森湧太も当所は得意だが、ここは山本に前を任せよう。同郷同期の山本と呼吸を合わせてワンツーを決める。関東では、1・2班戦ですでにV実績がある新鋭・木村皆斗にも注目したい。119期のゴールデンキャッパーで、レース運びにはまだ経験の浅さが残るものの、ダッシュ、持久力とバランスが取れた豪脚は魅力たっぷり。目標に事欠かない小沼良、藤田竜矢の埼玉勢もここは連候補から外せない。
仁藤秀を先導役に結束が見込める南関勢も好勝負が見込める。能代谷元、長田祐弥の神奈川コンビはA級では格上の存在感を発揮しているが、調子上向きの仁藤が踏み出し鋭く主導権を握る展開なら、逃げても強い能代谷に流れは向く。
北勢は、まくりに威力がある宇佐見裕輝が浮沈の鍵を握る。