荒井崇が地元連続Vを狙う

荒井崇博
2月より長崎に移籍し、移籍初戦となった2月佐世保で優勝を飾った荒井崇博が参戦。22年にはG1決勝に3度コマを進め、ベテランとなった今でもその実力は健在だ。ここも地元での連続Vは最有力となる。高松宮記念杯では予選2で勝利を挙げ、白虎賞へ進出した伊藤颯馬が九州勢の先陣役を努める。共同通信社杯の大ケガから復調をみせる中川誠一郎や、特別昇級後初戦の6月小倉1着といきなり結果を出した東矢圭吾の熊本勢もと九州は役者がそろっている。
関東勢からは4月久留米G3を制した橋本壮史に芦澤辰弘の関東勢、タテ脚勝負も多い宿口陽一が参戦。前期のA級戦ではズバ抜けた力量をみせ、7月小松島記念でも準決勝進出した中島詩音の飛躍も十分で、関東勢の台頭のカギとなりそうだ。
中四国勢は積極性が光る山根将太と差し脚には定評のある渡部哲男のコンビで挑む。山根が大駆けに成功なら波乱も十分だ。
抜群の安定感を誇る和田健太郎は山賀雅仁、松坂洋平に前を任せて上位進出を図る。混戦となれば南関勢の一発も怖い。