弓矢輪が特班に挑む
レインボーカップ出場選手に選ばれた弓矢輪太郎、谷内健太に、貝原涼太らも加わっての力勝負。本命はこの一戦で2度目の2班特班に挑む弓矢だ。養成所時代に意識高く先行主体にレースを運んできた成果が本格デビュー後の快進撃を生み、9場所走って5V、準V3回、決勝3着1回。3着1回を除けば22勝、2着4回で全く連を外していないというスキのなさだ。11秒台前半のタイムを叩き出すスピードに加えて、レースも落ち着いて組み立ており、レインボーカップを待たずに今度こそ特班を決めてみせる。
谷内もチャレンジではレベルが違う選手で、不運にも特班はならなかったが、7月から9月にかけて11連勝した実績もある。アマ時代には中長距離種目で活躍した地脚脚質で、養成所卒業後は村上博幸に鍛えられてパワーアップ。両者の初対戦はどうあれ見ものだ。
貝原と阿久津浩之の関東勢は結束して強敵に立ち向かうか。デビューしてから準V3回でなかなかVに手が届かない貝原ながら、栃木の恵まれた練習環境で着実に力を付けている。自力でやれて、11月西武園では優勝したばかりの阿久津を背負えば後手は踏めない。
差し脚切れる照屋将貴も楠本政明、寺師幸成、與古田龍門ら九州の機動型が奮起なら連浮上も。