激戦も藤田祐が中心

藤田祐大
藤田祐大は今年は1月取手と3月防府で完全Vを果たすなど、勢いは一番といっていい。今節の出場メンバーの中では優勝候補の筆頭格だ。持ち味は強靭な地脚を生かした先行策と粘り腰。今シリーズも強気な攻めで関東勢をけん引する。ベテランの落合豊や坂本英一、黒田篤らと一致団結して最高の結果を目指す。
地元の中村龍吉もV候補の一角といえる。地元戦は昨年8月以来2度目で、その時は準V。悔しい思いをしただけに、今節に賭ける意気込みは人一倍だろう。近況は3月前橋で1失着、続く武雄では1❷着の成績で近4カ月の勝率は5割を超えている。125期のゴールデンキャッパーで素質の高さは折り紙付き。更なる飛躍に期待がかかる。北日本地区では齊藤紳一郎や佐藤啓斗、高橋明久らと力を合せて他地区に襲い掛かる。
鳥海創も軽視はできない存在だ。近況は2月静岡から6場所連続で決勝戦に進出しており、調子は右肩上がり。持ち味のダッシュ力を武器に、展開に応じて逃げとまくりを使いこなす器用さも出てきた。石川英昭や町田勝志らベテラン勢が多い南関の機関車役としてこの上なく頼りになる存在だ。
その他にも九州から小山峻汰や稲留敦貴ら勢いある若手も参戦。連係すれば非常に強力となるだけに、注目必須。激戦ムードの今シリーズを制するのは果たして…。