トップスターが大挙参戦!!

吉田拓矢 欠場
主力は記念開催に何一つ見劣りしないトップクラスばかり。激しいV争いとなる事は必至だ。本命には吉田拓矢を推す。落車骨折から始まった25年だったが、慌てずに万全の状態で復帰してきて全日本選抜で決勝に進出すると、続く3月玉野記念では着とV。玉野の決勝は、別線で戦って主導権争いを演じた犬伏湧と取鳥雄を鋭くまくった。持ち味のダッシュを生かした自力自在戦でそろった強敵を打ち破れるが、今回は小林泰正に前を任せてより優位に運べそう。
太田海也が参戦予定なのも注目されるところ。今年は山崎賢、菅田壱道らを相手に完全優勝した1月立川とウィナーズカップしか走っていないが、ナショナルチームで鍛えているパワー、スピードは規格外。経験が浅い分、レースの組み立てには甘さもあるが、力を出し切る展開に持ち込めば誰も寄せ付けない。松本貴治もウィナーズカップの動きを見る限り調子には全く問題なく有力なV候補の一人。太田との連係で番手を回れるようなら一層Vに近付く。
窓場千加頼、村上博幸、稲川翔の近畿勢も熾烈な争いに加わる。12月佐世保で記念を初優勝してブレークした24年を締めくくった窓場。今年に入ってビッグヒットこそまだ飛ばしていないが、ここというタイミングで踏み出していくまくり、カマシの破壊力は強烈だ。古豪・村上との上位独占に意欲を燃やす。
嘉永泰斗、山田庸平の九州勢も軽視は禁物。嘉永は切れのあるタテ攻撃が戻ってきているし、山田は12月玉野での広島記念、1月松阪記念、3月玉野記念と記念を3連続準Vとさすがに底力がある。
さらに菅田、阿部力也の北勢や地元の松谷秀幸まで参戦。太田らを下してヤンググランプリを制した纐纈洸翔の名前もある。スーパーF1の結末は全く見えない。