山崎将が実力を示す

山崎将幸
今シリーズの主導権を握るのは、好調を維持する山崎将幸だ。高級の今期は出場したすべての開催で決勝進出を果たし、4月平では小原丈を3日間差して完全Vを達成している。安定感と勝負強さを兼ね備えた存在として、同じく好目標がある今節も軸となる走りが期待される。北日本ラインをけん引するのが小笠原光。持ち味であるスピードを活かしたまくりは切れ鋭く、山崎を振り切ってのVは十分。
格上の近藤俊明も侮れない。今期はすでに2度の優勝を挙げており、さすがにA級では安定している。確かな地脚と巧みな位置取りを武器に、関根健太郎を好操縦しながら上位争いに名乗りを上げる。南関勢では、丸山啓一の走りも注目され。息子(留依・127期)が順調なルーキーシリーズデビューを果たしていて、父としても奮起が予想される。神奈川勢追走からベテラン健在を示す。
さらに、今期Vを挙げている高田修汰や中釜健次を擁する近畿勢や、3月に特班してすでに争覇級に定着している渡邉壘ら、他地区からも実力者が多数参戦。実力伯仲のシリーズを制するのは果たして誰か、熱戦に期待したい。