127、128回生が実戦デビュー!

尾野翔一
ルーキーシリーズ2025初戦の舞台は熊本競輪場。127期生は27名ものゴールデンキャッパーを輩出するなど前評判はかなり高く、デビュー戦から注目のレースが続きそうだ。また今年度からは先頭固定競走(インターナショナル)ルールで行われる為、養成所での成績上位者がV争いの中心となってくることが予想される。特に今シリーズは在所トップ3が揃うが、やはり本命は在所ナンバーワンの尾野翔一だろう。自転車競技の経験はなかったものの、競走訓練では先行で17勝、まくりで14勝を含め51勝をマーク。記録会でも2度のゴールデンキャップ獲得があり、ルーキーシリーズ初戦でもその力を発揮する。在所2位で卒記チャンプである三神遼矢も負けてはいない。学生時代から自転車競技で活躍し、ナショナルチームにも所属している有望株だ。養成所では先行回数と自力での勝ち星が1番で、競走訓練では39勝を挙げており、逆転も十分。在所3位の安達光伸は、高校、大学と自転車競技の中距離種目で活躍。記録会の3000mで今回生トップのタイムを叩き出している。競走訓練でも第2回トーナメント競走で優勝を飾っているだけでなく、先行で10勝と持ち前の持久力を生かした仕掛けを得意としていた。
128期生は在所2位の北岡マリアが主役を務める。高校時代は500mTTを主にケイリンや、スプリントなど短距離種目で全国制覇の実績を誇る。また養成所の第2回記録会ではA評価を獲得し、第1回トーナメント競走で優勝。競走訓練では今回生最多の40勝を挙げた。卒記クイーンの岩元杏奈が対抗格。学生時代には短距離から中長距離まで幅広い種目で活躍。身長は148cmと小柄であるものの、持ち前の持久力は今回生トップクラスで、競走訓練では自力での勝ち星30勝を含む37勝を挙げている。適性出身で在所4位の半田水晶も潜在能力はかなり高そうで、先行回数は今回生トップの46回。また先行での白星は14回とトップタイの数字だ。実践デビューの今シリーズでも積極果敢に攻めてV争いに絡んでくるだろう。