出走なら大西貴が実力を示す

大西貴晃 欠場
昨年の10月別府G3を制した大西貴晃は、A級戦ではさすがに実力上位の存在で今期は4度の優勝に加え、3度の準優勝と安定した成績をマークしている。直前の別府G3で行われるレインボーカップで特進を決めている可能性も十分だが、出走となれば持ち味であるまくりを武器に優勝候補の筆頭となるのは間違いない。加えて、九州勢は戦力が豊富で、今期2度の優勝を挙げている竹元健竜をはじめ、5月奈良MN、続く函館と2場所連続で準優勝の飯田裕次、先行力は随一の半田誠など実力派がそろい、強力なラインを形成する。
中村隆生の機動力も見逃せない。近況は、5月川崎MNでは着で今期3度目の優勝を決めた。その決勝では最終バックから中団まくりを決めるなど、展開に応じた対応力も高い。関東勢では、鋭い差し脚を誇る野中祐志や、3月高松で特班を果たし6月福井では1・2班戦初Vを飾った渡邉壘らが名を連ね、九州勢に引けを取らない布陣となった。
そのほか、仁藤秀と望月湧世による静岡コンビも注目の存在で、キレ味抜群の荒澤貴史は目標に関わらず要警戒。