小堀敢が不動の本命だ

小堀敢太
北日本期待の大型先行・小堀敢太が奈良バンクに登場。当所は1月のチャレンジ時代に決勝で1着失格しており、その借りを返す。2月立川で特班を決めて以降の小堀は素質が完全に開花した感があり、7場所走って、直近の6月函館MNを含め4V、準V2回、決勝3着が1回と破竹の快進撃。しかも予選、準決は2着が1回あった以外は全て勝っている。踏み出してからの加速力は抜群で、逃げとまくりをともに高水準でこなしている。ここも文句なく優勝候補の筆頭だ。
地元の佐山寛明、三谷政史に、山本巨樹と近畿勢がどこまで小堀を苦しめられるか。先導役の佐山は3月松戸で昨年11月以来のVを飾り、準Vも5回と着実に結果を残している。ただし、5月川崎MNの準決勝で落車滑入して2着に入りながら最終日を欠場していて、状態面には不安を残す。4月平塚で完全優勝するなど差し脚が切れている三谷、直近4カ月の連対率が5割弱と安定感ある山本とガード役はしっかりしているので、佐山次第では強力なラインとなるが…。
中部勢も、徹底先行の児玉虎之介が力を出し切るレーをできればV争いに加わってくる。ベテラン健在な藤原誠とともに注意。