出走なら谷内健の機動力が断然

谷内健太
昨年の12月宇都宮で特班を決めた谷内健太は、近況4月前橋から5月四日市まで5場所連続Vと驚異的な成長を見せている。直前の岐阜で特進している可能性もあるため今節への出場は流動的だが、持ち味の持久力は上のクラスでも通用するレベルで、もし参戦となればシリーズの軸として注目とされるのは間違いない。その谷内と同郷の小谷実も、直近の6月青森で優勝を飾るなど好調を維持しており、ここはしっかりと援護して近畿勢で上位独占を狙いたい。
来期S級復帰を決めている谷口力也は、5月宇都宮MN着、続く玉野MN着と優出を逃している。持病の腰痛の状態も気になるところではあるが、コンディションさえ整えば、優勝争いに加わる力は十分にある。九州勢は、高木和仁、西田将士、中園和剛といった差し脚鋭い選手がそろって、上位進出が狙える布陣となっている。
中四国勢は連続優出中の小川将二郎、積極的な走りで力を付けてきた近藤雄太が先導役として鍵を握る。