激戦模様も齋藤雄が中心

齋藤雄行
激戦ムード漂う中、シリーズリーダーには齋藤雄行を推したい。S降りの齋藤は、直近4カ月の決まり手がすべてまくりとスピードには定評がある。ただバック数も10本を数えるように仕掛けが遅いというイメージもない。1・2班戦となる今節ではロングスパートに期待がかかる。同じく機動型の坪内恒も6月平で準Vを挙げるなど好調を維持しており、自力両者がうまく連係すれば、他地区にとって大きな脅威となりそうだ。
谷津田将吾、立花昌也、會澤龍とそろった北日本勢も侮れない。立花は4月伊東から4場所連続で優出を果たすなど、着実に成長を続けている。ここは谷津田、會澤を引き連れ、積極的な仕掛けから上位進出を狙う構えだ。
石口慶多を擁する近畿勢も軽視はできない。前期は4度のVを挙げるなど、石口は安定して力の違いを示してきただけに、ここでも持ち味を発揮したいところ。菊谷信一、徳丸泰教といった充実した追い込み型が脇を固め、近畿ラインでの上位独占を目指す。
競走得点トップで迎える柿沼信也は、機動型の尾崎悠生や今井希が勝ち上がり、連係を組めるかがV獲りへのカギとなりそうだ。