機動力勝る笠松将

笠松将太
今期は1年ぶりのA級戦となる笠松将太だが、前期のS級戦でも同格戦では自力で勝ち負けを演じていた。降級初戦の7月松阪は❷着、決勝は連係した山内卓にこそ交わされたが、先行策で小笠原光らを完封した。ここも自慢の機動力を発揮して、同県の山田義彦や地元の真崎新太郎とのゴール前勝負に持ち込もう。点数最上位の真崎は前期の最終戦で落車の憂き目にあい状態面に不安は残るが、降級初戦の地元戦で悪い流れを断ち切りたい。
安藤直希、内山貴裕の京都コンビにも注目だ。安藤はS級初挑戦となった前期では、結果こそ残せなかったものの積極的な姿勢は貫いていた。A級戦なら先行力で引けを取ることもなく、仕切り直しの今期も積極策にこだわれば内山に好展開が巡る。
北日本勢は田原大広、藤根俊貴と底力のある選手が揃うが、今期昇班の125期・角田光の走りにも期待がかかる。
南関東勢は機動型が手薄だが、丸山啓一や櫻井丈が長走路を味方に差し脚を伸ばすか。