地元新鋭の木村優が主役

木村優駿
本格デビュー戦を地元で迎える木村優駿を主役に推す。ルーキーシリーズでは5月熊本で51着とし、実戦デビューでいきなり決勝進出を果たした。父・健司(85期)の背中を追い、高校から自転車競技を始め、インターハイや高校選抜ではケイリンで1位の実績を誇る。競走訓練では先行回数が17回を数え、養成所での在所順位は40位ながら、その順位以上の力を秘めており、優勝候補として有力視できる存在だ。
層の厚さでリードするのは、森飛龍を軸とする南関勢。3節走ったルーキーシリーズでは、2度の3着が最高で連対は果たせなかったが、位置取りの巧みさには光るものがあり、好機が向けばすぐに連対以上の活躍を見せてくれそうだ。前期は1・2班戦を戦った原岡泰志郎も5度の準決勝進出と随所で鋭脚が光り、さらに降班組から齋藤輝彦が加わり、南関勢による上位独占も十分に考えられる。