地元の岡田亮の機動力が上位

岡田亮太
地元の岡田亮太が今シリーズの主役を務める。前期のS級戦では大宮記念、3月前橋G3で準決勝に進出。また宇都宮記念では一次予選敗退も、2日目以降は2勝を含む3度の連対を果たすなど大ヒットを飛ばし、102点台の競走得点を保持していた。しかも最終バックを取る積極策が目立っており、機動力という点ではA級トップクラスだろう。当所は1年ぶりの出走で、前回は初日に失格と悔しい思いをしているだけに、今シリーズではその雪辱を誓う。岡田との連係が望めそうな平原啓多だが、降級後2場所で決勝進出はなく、7月小倉MNの準決勝で落車と状態面が気がかりだ。しかし万全ならば好展開をモノにして逆転も。
対抗格は同じくS下りの東矢昇太。降級初戦の7月玉野MN着と優勝を逃したものの、決勝戦ではホームガマシを敢行し、タテ脚の健在ぶりをアピールした。ここは九州勢の先導役を務める林昴をしっかりとサポートしてワンツー決着を目指す。その林は、5月岐阜で1・2班戦初の優勝をゲット。直近の4場所は決勝進出を逃しているが、V級の力があるだけに侮れない。
決勝常連の山田駿斗もV候補の一角。先行意欲旺盛で、今年は3度のVを含めた16勝をマークしている。前期S級の中井達郎を連れて積極果敢に攻めてV獲りに挑む。
一撃の魅力ある多田晃紀や、照井力斗、佐藤雅彦、大島将人と精鋭そろった北勢も軽視はできない。