混戦模様も土井慎を指名

土井慎二
127期生の力が拮抗している今シリーズだが、本格デビュー後4場所で2度の完全優勝を誇る土井慎二がV争いをリードする。まくり中心の機動力はこのなかでは上位級なだけに、持ち前のタテ攻撃が発揮できれば優勝に最も近い存在だろう。土井と同県の柏野健吾は、ここまで3場所で決勝進出は7月玉野MNの1度のみであるが、本デビュー後は最終バックを取る積極策が目立っている。ここも積極果敢に攻めれば上位進出は可能だろう。
地元のルーキー川西康彦は、8月奈良MNで初の優出を果たした。どちらかと言えばまくりが多いが、奈良の決勝戦でも連係した田村裕也を連れて地元走路で風を切ることもありそうだ。その田村は7月弥彦MN、8月奈良MNの2度決勝までコマを進めている。特に弥彦では準Vで3走すべてで連対しており、自力でも番手回りでも軽視はできないだろう。
8月岸和田MNで初Vを飾った山口留稀哉も7月以降の3場所すべてで決勝まで勝ち進んでおり、力は申し分ない。