上昇一途の地元鶴淳

鶴淳志
127期からは西森一稀、鶴淳志の2人あっせんで波乱の余地もありそうなミッドナイト開催だ。本命には地の利も買って鶴を推す。在所42位でデビュー前は特に目立つ存在ではなかったが、チャレンジ初戦の7月当所1着から評価を上げ、8月玉野MNでは待望の初Vを3連勝で達成。勝ち上がりは前受けから突っ張り先行で押し切る新人らしい競走で結果を出しているし、玉野の決勝も同期の小西涼を叩いて逃げ切りと満点のレース内容だった。特徴をつかんだホーム走路で今度はしっかり優勝を決める。地元同士でVも狙えるようなタテ脚を持つ片折勇輝、差し脚鋭い米嶋賢二と援軍もしっかりしている。
対する西森はゴールデンキャップ獲得者で、ルーキーシリーズプラスにも出場したようにデビュー当初から存在感を発揮していた。ここまで準Vが最高の成績ながら、持ち前のスピードをフルに発揮なら鶴らを一気に飲み込むことも考えられる。
もちろん、V候補は2人しかいない127期勢には絞れない。8月取手で完全優勝している山本天平もラインがしっかりすれば常に好勝負必至なだけの機動力を身に付けてきた。東の遠征勢のけん引役としてV争いに加わってこよう。怪我で長欠中の岡本翔が復活なら、林成人との愛媛コンビも出番があるし、新人が手薄な開催だけに桜井雄太も一発ある。