好走が続く吉田航

吉田航
恒例の三社杯はチャレンジモーニング。127期からは吉田航、五輪拓巳、三浦生誠の3人が参戦する。本命には吉田を推す。優勝こそ1回だけながら本格デビュー後は順調な活躍ぶりで、6場所走って全て優参し、決勝で確定板入りが続いている。先行基本に出し切るレースができており、ここも同期のライバルたちを沈黙させる。降格後は非常に手堅く着をまとめている高橋紀史なら離れることもなく九州ワンツーは有望。
五輪も地元で初Vを目指す。9月はあっせんがなかったので練習は十分だろう。適性出身でまだまだ粗削りな面はあるが、長い距離を踏める長所を生かし切れれば一発十分。関東では邊見祐太にも注目。大怪我から立ち直り、9月函館1着など最近は127期勢も沈黙させる先行策も披露している。
三浦生誠はまだ2場所に1回のペースで決勝に乗るのがやっとの現状だが、養成所ではゴールデンキャップを獲得した実績もある選手だ。先行勝負に徹して地力アップに励んでおり、その成果を出していければ。自分でやってもVを狙えるタテ脚を持つ小松剛之や石川恭規の援護を受けられればライン的にもしっかりする。
怖いのが、新人キラーとして名を馳せている勝俣亮だ。降格した今期は決勝を外したのは僅かに2回で、準Vが2回という活躍ぶり。今回は図抜けた新人はいない開催なので、経験値も生かした自力戦でV奪取があっていい。原岡泰志郎らとの南関ラインは積極的に狙っていける。
差し脚が切れている中村賢二も好位を占めると台頭があるので注意したい。