吉田航が中心もV争いは接戦
吉田航
127期生を中心に好メンバーが集結するシリーズだが、V争いの中心は吉田航とみた。本格デビュー後は、7月別府MN、10月玉野の2度完全優勝を飾っている。また10月までの9場所はすべてで決勝進出と安定した成績を残しており、11月大宮ではまさかの予選敗退を喫したが、総合力はこのメンバーならばトップクラス。片折勇輝、高橋紀史など後ろを固める援軍もそろっているだけに、九州勢で上位独占を目指す。
北勢は畑崎大輝、平根優大の2枚の機動型が軸。畑崎は、本格デビュー後は8場所連続優出し、10月青森は無傷の3連勝で地元で初Vをゲット。続く同月小松島は準決で単騎の村上貴にまくられて2着に敗れたものの、決勝は仕掛けを修正して2度目のVを飾った。平根もルーキーに負けずの活躍ぶりで、今期は3Vの実績を誇る。番手回りでもしっかりと勝ち切る場面も多く、畑崎と連係して地元Vを睨む。
得意のS取りからの突っ張り先行という自らのスタイルを貫いている鈴木小次廊も自分の形に持ち込めれば、吉田、畑崎ともそん色はない。直近の11月奈良では8月以来のVを奪っており、連続Vを狙う。
降班初戦の7月弥彦MNで完全Vのある作田悦章は、近況は白星の数が減っている。しかし、その3連対率は9割超。ここも目標次第にはなるが、V候補の一角だ。