充実一途の菱田浩で
菱田浩二
全国からトップクラスの起動型が集まって激戦。中でも中心視するのが菱田浩二、徳丸泰教の近畿勢だ。選手生活15年にして1月から初のS級が決まった菱田は充実一途。失格で始まった今期もV3、準V4回と豪脚が猛威を振るっている。出し惜しみせず、ここというタイミングで仕掛けて徳丸と決める。
岩井芯、竹澤浩司の中部勢にも魅力を感じる。S級特進を目指した10月岐阜MNはプレッシャーからか散々だった岩井だが、来期からのS級はもう決まっているしこの一戦だけで評価は下げられない。加速強烈な自力攻撃の破壊力は満点で、仕掛けのタイミングが適切なら別線を沈黙させよう。
滝本幸正もS級でもまれて一段と逞しさを増し、今期はV2、準V2回、決勝3着も2回。失格が多いようにレース運びは強引な面があるが、先手を奪ってしまえば、他の機動型に手出しはさせない。内田英介と連独占も。
佐藤龍二もA級なら常に有力なV候補に挙げられる。南関の機動型が手薄なのが難点だが、レースの流れに乗って最終的に好位を占められれば連の争い。
藤根俊貴も今期は安定した成績を残していて上昇気配だ。松澤敬輔との北ラインにも注意。