成海大、鶴淳の九州コンビ
成海大聖
今期4度の優勝を誇る成海大聖、鶴淳志の九州コンビがシリーズの中心となるだろう。成海は今期3班に降格したものの、ここまで10場所すべてで決勝進出し、優勝、準優勝が4回ずつと抜群の成績を残している。特に9月平MNでは、127期生で在所2位の三神遼を破っているように、その機動力はルーキー相手でも見劣りはしない。直近5場所で4度の優勝を誇る鶴は、持ち味の先行力を武器で今期は白星を量産しており、当所の短走路でも積極策に出て押し切りVを目指す。
地元の馬越裕之は、本格デビュー初戦の7月福井の決勝で落再入し、その後の2場所は振るわなかった。しかし2カ月ぶりの実践で、ルーキーシリーズ3場所すべてで決勝しており力はある。状態が万全ならば、地元で初Vのチャンスもありそうだ。
本格デビュー後2度の完全優勝がある鈴木小次廊も負けてはいない。7月からは得意のS取りから突っ張り先行のスタイルを貫いており、得意パターンに持ち込んでV争いに加わる。
ルーキーを相手に今期2度のVがある平根優大の一発も十分。また、谷澤優貴を目標にできそうな中村賢二も近況は決め脚がシャープなだけに、展開次第では上位進出が狙える。