田村大に強敵がそろう
田村大
混戦だが、まずは田村大を信頼したい。今期の田村は1カ月半ほどの病欠期間があったにも関わらず3V、準V1回。10月佐世保では127期ナンバーワンのスパールーキー尾野翔一と九州別線で戦い、後方から先まくりの尾野と力勝負の末に微差踏み勝って優勝というヒットも飛ばしている。続く川崎MNはその反動が出たのか途中欠場したが、本来の実力を出し切れる状態ならS級でも通用した機動力で別線を寄せ付けないだろう。地元の西田大志が田村に食い下がる。
北ラインを率いる佐々木亮太なら逆転は十分。今期はV1、準V3回で、レース内容に力強さを増している。差されてVに届かなかったレースも山田駿や竹内雄を力でねじ伏せているのだから言うことない。
橋本凌汰、片山智晴の岡山コンビにも魅力を感じる。1月からS級復帰が決まっている橋本は今期も2V。長い距離も踏めるが、まくりには特に威力がある。
8月福井で中井俊、原大らを相手に完全優勝した磯川勝裕も乗っている。以降は優参が続いていて、9月宇都宮の逃げて準Vのレース内容も力強かった。仕掛けのタイミングが適切なら一発が怖い。