伊藤涼の勢いを重視
伊藤涼介
本格デビュー後6Vと優勝を量産している伊藤涼介を今シリーズの主役に推す。養成所の在所順位は12位で、今期の11場所すべてで決勝進出している。9月岸和田では特別昇班を逃したものの、その後の6場所で優勝4回とその実力はチャレンジ戦ではトップクラスだ。翌場所のレインボーカップに弾みを付ける意味でも、ここでしっかりと優勝を飾ろう。
安達光伸は、養成所の在所順位が3位と伊藤を上回る。本格デビュー後の優勝は2回だが、8月のルーキーシリーズプラスを含めた9場所すべてで優出している。学生時代には自転車競技の中長距離種目で活躍。そこで培った持久力を生かした先行、まくりの自力攻撃でV奪取を目指す。
地元の吉田夢希斗にも期待してみたい。本格デビュー後の2カ月間は苦戦が目立っていたものの、10月防府での初Vを皮切りに、3場所連続で優参と軌道に乗り始めた。当所は7月以来で、予選で初勝利を飾ったものの、準決敗退と悔しい思いをしただけに、その雪辱を果たす。
今期4度のVとルーキーと互角の勝負を演じている成海大聖も軽視はできない。7月小倉MNでは伊藤に先着しての優勝実績がある。ルーキー同士でやり合ってもつれれば、出番は十分だ。