西九州コンビで上位独占だ
山口留稀哉
山口留稀哉、高橋紀史の地元西九州コンビがV争いをリードする。山口は8月に連続Vがあった以降は優勝を獲れていないが、相変わらずスピードの切れは一級品だ。九州同士の山本康旗や川西康彦との同期対決を制して今年ラストを最高の形で締める。高橋の格上の追い込み型らしく今期はきっちり成績をまとめた。山口とは過去に3回連係があってワンツーも決まっているので、ここも仕掛けに食い下がって直線勝負に持ち込む。
山本や片折勇輝は西九州勢とは別競走になる可能性が高いか。11月に落車があった山本だが、ここまでには完調に戻せそう。徹底先行の持ち味を発揮して山口に力勝負を演じる。今期はV1、準V4回、決勝3着が2回と新人に見劣りしない活躍を見せた片折は九州連係を基本に考えていそうだが、自力も含め出方は流動的。いずれにせよ有力なV候補に挙げられる。
川西はまだ線の細さを感じさせるが、9月熊本でまくって優勝した実績もある。モツれれば一発も。
中近勢は、メンバーによって多彩な戦法を使い分け、1月からは2班に上がる藤原夏志が中心になる。