脇本雄が空中バンクを激走

脇本雄太

南修二
輪界屈指の超速を誇る脇本雄太が優勝候補の筆頭だ。約2カ月の落車負傷明けだったグランプリは、寺崎浩の番手を眞杉匠と取り合う展開となり、状態を確認できるようなレースにはならなかったが、1月和歌山記念では、二次予選から驚異的な快速まくりを放って3連勝。二次予選は上がり11秒フラを叩き出していて、スピードはかなり戻っているとみていいだろう。豪快な仕掛けで別線を沈黙させる。新SS班の南修二が脇本とタッグを組む。グランプリは4着もレース内容は悪くなかったし、1月和歌山記念も準決は車体故障で敗退したが、二次予選は中釜章を目標からきっちり勝ち星をゲットしている。近畿ワンツーは有力だ。

嘉永泰斗 欠場
昨年は寬仁親王牌で初タイトルを手にした嘉永泰斗は、自力攻撃に一段と磨きがかかった印象だ。競輪祭は準決4着で惜しくも決勝を外したものの、最終日は太田海、新山響平、深谷知らの健脚をまくりで撃破しているし、グランプリでは単騎ながら最終バック先制のまくりを放ち、あわやの見せ場を作った。更に1月立川記念❸着の走りも力強く、新SS班として順調な滑り出しを披露している。好機に仕掛けて主導権を握れば勝ち負けに持ち込める。小川勇介が続き九州ワンツーを目指す。
地元勢はグランドスラマーの新田祐大をはじめとして、山崎芳仁、成田和也とタイトルホルダーがズラリ。今年はSS班の座を明け渡したものの、スケールの大きな先行は相変わらずの新山の存在も大きく、北日本勢の総合力はかなりのもの。現に一昨年73周年大会の決勝は、打鐘で叩き主導権を握った新山に乗った新田が、山田庸の仕掛けに合わせての番手まくりで地元Vを飾っている。山崎もこの大会は4Vの実績があり、北日本勢から優勝者が出る可能性は十分。
関東勢では小林泰正、神山拓弥らに期待がかかる。今期初戦の1月久留米着。前2日間はあまり振るわなかった小林だが、最終日は豪快にまくって2着以下に5車身の差をつける圧勝劇を演じた。優参は成らずも白星締めなら、ここはいいイメージを維持しての参戦か。神山は差し脚快調。昨年は11月四日市記念で4連勝を達成すると、競輪祭では最終日に1勝をあげている。今期初戦の1月京王閣は着。決勝は外したものの、堅実な走りで成績をまとめた。
西田優大、桑原大志の中国勢も軽視はできない。昨年7月の小松島で、S級初優勝を記念開催で飾る偉業を達成した後は、決勝ではあまり結果が出ていない西田ながら、機動力を活かした強気の競走を演じている。12月広島記念の準決は、惜しくも4着で決勝は外したものの、ジャンから駆けた先行は力強かったし、ヤンググランプリでも前々と積極的に組み立てていた。うまく流れに乗って自力を出せれば一発怖い。












