脇本雄の豪脚が炸裂

脇本雄太

南修二
戦力充実している近畿勢がシリーズを有利に進める。軸になるのはもちろん脇本雄太だ。左肘脱臼骨折のアクシデントに見舞われた脇本は、競輪祭を欠場し、グランプリはぶっつけ本番となった。前検日の共同会見では、「手術して2週間ほど動けずに、ちょっと難しい感じだったんですけど、12月の頭くらいからしっかり乗れるようになった。満足のいくような状態ではないなって思ってましたけど、なんとかここに向けては、やれることはしっかりやったつもりです」と戦える状態で参戦とコメント。近畿4車で結束したグランプリは、同県の後輩・寺崎浩の番手回り。眞杉匠に寺崎の番手を奪い取られる展開となったため、調子の判断は難しかったが、4車ラインの番手を回ったのなら、ある程度の状態になっていたはず。ここは豪快な仕掛けで別線をねじ伏せよう。昨年の南修二は、共同通信社杯で優勝、オールスターは決勝3着など、ビッグレースで大活躍。44歳にして初のグランプリ出場を果たした。近畿勢がレースを支配すれば、連に浮上してくる。一昨年はVがなかった東口善朋だが、昨年の後期はF1戦ながら2Vを達成。差し脚の伸びはまずまずだった。この大会は68周年を制している。地元の意地を見せるか。

郡司浩平
グランプリ2025の覇者・郡司浩平が近畿勢の前に立ちはだかる。逃げた寺崎の後ろが大きくもつれて展開が向いたとはいえ、最終ホームで仕掛けて前団を飲み込んだ嘉永泰を、バックであっさりとらえた瞬発力は素晴らしかった。25年はG3で6Vを達成していたものの、ビッグレースでは納得できるような成績を残せずにいたが、最後の大一番で最高の結果を出した。グランプリチャンプのユニフォームをまとっての初戦だけに、気合はいつも以上に入るはずだし、ここは松井宏佑、和田健太郎、簗田一輝ら南関勢もそろっている。66、72周年に続き、3V目をものにする可能性は大いにあろう。松井は郡司のグランプリVを目の当たりにして刺激を受けたはず。今年こそグランプリ初参戦を目指し、スタートダッシュを決めたい。
25年の後半戦は充実していた松本貴治にも魅力を感じる。オールスター、寬仁親王牌、競輪祭とG1で3連続優出を果たし、親王牌では準V。グランプリ出場は次点だっただけに、タイトルも視野に入ってきたとみていいだろう。ここは中四国勢の上位陣が手薄の不利はあるが、好位置キープして自力を出せれば好勝負に持ち込んでも不思議ではない。
25年はG3の3Vを含み4Vを飾った山田庸平だが、競輪祭の準決で落車し、以後は欠場が続いている。体調には一抹の不安が残るものの、持ち味である自在戦を奏功させれば侮れない。十八番のまくりには破壊力がある伊藤旭とともに動向には注意したい。













