野津宏率いる九州勢
野津宏介
降班組の選手もいるが、V争いの中心はやはり127期のルーキーだろう。そのなかでも本命には野津宏介を推したい。本格デビューは12月小倉MNと同期からは遅れる形になったが、予選、準決は逃げ切り連勝と力の違いを見せつけた。決勝でも抜群のダッシュ力を生かした打鐘ガマシを打ったが、原田峻にまくられて3着に敗れた。しかし、今シリーズ出場の127期では唯一のゴールデンキャッパーであり、在所順位も最上位。今シリーズでもその機動力は発揮できれば、優勝に最も近いだろう。在所順位で次ぐ生野優翔は、前期に優勝が2回と今シリーズのルーキーの中では一番。11月静岡で落車し状態面が懸念材料だが、万全ならば野津と連係でも別でも好勝負は可能。そのほかにも前期2Vの実績誇る足達重満や、降班組では中野真吾、丸林駿太と援軍はかなり充実している。
対するは小西涼太、川西康彦の中四国勢。小西はここまで優勝こそないが、積極果敢な走りは評価できる。川西も優勝は1回のみで、前期の優参は5回とほかの同期と比べると劣るが、中四国の先導役として上位進出を目指す。
11月豊橋MNで初優出を果たし、続く12月取手1着で初Vを飾った花田雄飛も先行一本のスタイルを崩しておらず、力が付いてきているので軽視できない。