前期S級の松本憲が主軸
松本憲斗
前期S級の松本憲斗、佐藤健太の九州コンビがシリーズの主役だ。前期までの1年半S級の舞台を経験した松本だが、10月富山で落車し今シリーズが復帰戦。しかし、機動力では一枚上とみて、しっかりと本来の力の発揮できればV筆頭格となってきそうだ。佐藤は2度の失格により今期はA級降級となったが、前期には予選での2着2回や、敗者戦での2勝など戦えていただけに、松本の仕掛けに乗っての抜け出しは十分だ。
前期に5Vと優勝を積み重ねていた張野幸聖が対抗格。先行、まくりの機動力はA級でもトップクラスのものがある。差し脚鋭い筒井裕哉との近畿結束だけでなく、吉田健市、小林信晴の愛知コンビまでこのラインを固めるとなれば、九州勢を脅かす存在となるだろう。
中四国勢も戦力は充実しており、先行主体の競走スタイルで力を付けている保田浩輔に、復調気配が漂う岡崎景介の中国勢と、決め脚ある野村典嗣、藤原浩の四国勢と競走得点上位の実力者がそろっており、V争いは激戦必至だろう。