奮起を見せる三谷兄弟

三谷竜生
脇本雄太、寺崎浩平と地区をリードするSS班の大駒が相次いで欠場。窮地に追い込まれた感がある近畿勢だが、地元の三谷竜生、三谷将太兄弟がいれば大丈夫。2人は毎年地元記念には抜群の仕上がりで臨み、高い集中力を発揮して素晴らしい実績を残している。竜生は72、73周年を連覇するなど、この大会は3Vを達成しているし、将太は67、73周年はいずれも準Vで兄弟ワンツーを決めていて、21年にはG3で優勝している。特に73周年の兄弟ワンツーは脇本や古性優作と近畿別線となりながらのミラクル。今年はより一層重い責任感を背負って走らなくてはいけない立場となり、他の近畿勢とも力を合わせて結果を出すことに期待したい。竜生は12月伊東記念を3連勝で優参、続く当所戦では優勝するなど堅調を維持。将太も同じく12月の当所戦で優勝し、直近の1月西武園も着とまとめていて近況は良好だ。

阿部拓真
新SS班の阿部拓真に、菅田壱道、櫻井祐太郎の宮城トリオにとっては大チャンスのシリーズとなった。競輪祭でアッと驚く大穴を演出した阿部は、グランプリでも優勝した郡司浩平を初手からマークして準Vと快走が続いている。1月はあっせんしない処置で今年はここが走り初めとなるので、レース勘には不安はあるが、菅田が絶好調なのは何よりもの好材料だし、唯一人のSS班になっていきなり結果を出してもおかしくない。菅田は昨年12月はF1戦ながら3場所連続V、今年も1月武雄着、同月熊本着ととにかくタテ攻撃が冴え渡っている。ここに先行意欲旺盛な櫻井が加わってくれば盤石な布陣ともいえる

松井宏佑
スピード豊かな松井宏佑にも魅力を感じる。競輪祭は決勝3着、1月和歌山記念の準決では、豪快なまくりで勝ち星を手にしている。南関の上位陣は手薄の不利はあるが、自慢のダッシュに、出切ってからの踏み直しも抜群で、仕掛けがツボにはまったときの一発には警戒したい。この大会連覇はなるか。
関東勢は眞杉匠の欠場で戦力的に大幅ダウン。それでも自力がある佐々木悠葵、高橋築に、芦澤大輔らも控えていて十分勝負になりそう。大宮記念連覇を目指した佐々木は2着。優参ならずも、最終日は落車の影響を受けて大きく立ち遅れながら、まくりで前団を飲み込んだ脚勢は力強かった。高橋は1月立川記念1着。準決は無念の結果となったが、3連対を果たしていて、調子そのものは悪くなかった。チャンスが巡ればものにできる状態にある。
取鳥雄吾、小倉竜二らの中四国勢も、近況まずまずな取鳥次第で怖い勢力と化す。小川勇介が軸となる九州勢も虎視眈々と上位進出を狙う。














