大会連覇を睨む脇本雄

脇本雄太
地区の総合力で優位に立っているのは、脇本雄太、古性優作、寺崎浩平、南修二と4名のSS班を擁する近畿勢だ。中でも脇本は異次元のスピードで別線をねじ伏せていて、1月和歌山記念の二次予選から、同月いわき平記念の決勝まで怒涛の7連勝。まだ左肘関節脱臼骨折の影響は残っているようだが、十分戦える状態に戻している。昨年のこの大会の決勝は、寺崎のまくりに乗った脇本が、直線で鋭く伸びてグランプリスラムを達成した。大会連覇に向けて視界は良好とみていいだろう。昨年は惜しくも準Vだった寺崎は、オールスターでタイトルホルダーの仲間入りを果たすと、グランプリでは近畿4車ラインの先陣を受け持ち先手を奪っている。1月大宮記念着の動きも力強く、最近の調子も問題ない。好スパートなら押し切る場面もありそうだ。古性は評価が難しい。今年は1月大宮記念、同月高松記念in小松島と動きが重く、本調子にはほど遠い感がある。ただ、セッティングを含め調整能力は高いだけに、本来のパフォーマンスを発揮できる状態に戻している可能性はある。初日の動きを見て再評価するのが賢明か。

郡司浩平
郡司浩平、深谷知広、松井宏佑と自力型がそろった南関勢も好勝負が見込める。初めてグランプリチャンプに輝いた郡司は、1月和歌山記念着、同月高松記念in小松島着と極めて順調。南関勢は幅広い組み立てが可能だし、この大会は2Vを達成していて相性がいい。3V目をゲットは十分だ。

嘉永泰斗
九州勢は寬仁親王牌を制し、初のSS班となった嘉永泰斗をはじめ、荒井崇博、北津留翼、山崎賢人と個性派ぞろい。今年は1月立川記念着と好スタートを切った嘉永ながら、続く同月いわき平記念の初日に落車し、2日目から欠場している。地元の大一番に体調を整えられたら、切れ味鋭いスピードを発揮して優勝争いに加わってこよう。
吉田拓矢、眞杉匠の関東SS班コンビは吉田のデキがいい。1月立川記念着、同月高松記念in小松島着と7走続けて連対中。躍動感にあふれる走りを披露している。対照的に眞杉は状態が気がかり。1月大宮記念の準決で落車し、ここがぶっつけ本番になる。
北日本勢も戦力は整っている。新SS班の阿部拓真に新山響平、菅田壱道、中野慎詞、渡部幸訓と実力者がズラリ。新山、中野と超ド級の先行型を2枚擁しているのは強味だ。好連係を決めれば北日本勢が優勝をものにしても不思議ではない。
一発の魅力を最も感じるのは山口拳矢だ。随所で快速まくりを決めていて、1月高松記念in小松島では初日特選を勝っている。タッグを組む浅井康太も安定プレーを演じている。
注目株は犬伏湧也、石原颯の四国コンビだろう。1月高松記念in小松島の決勝は、逃げた犬伏に乗った石原が、番手まくりを放って記念初Vを4連勝で達成した。ワールドクラスのスピードを持つ太田海也を清水裕友、松浦悠士が盛り立てる中国勢も侮れない。
























