存在感が際立つ吉田拓

吉田拓矢
SS班3名が参戦するが、最も存在感を示しているのは吉田拓矢だ。1月立川記念着、同月高松記念in小松島着、2月静岡記念着。11走続けて連に絡むなど、躍動感あふれる立ち回りで快走を演じている。全日本選抜は準決5着で決勝は外したものの、最終日は目標の眞杉匠が不発も直線鋭く伸びて2着。個人上がりは驚異の10秒5だった。連の軸として最も信頼が置けるとみて中心視した。吉田を追走する芦澤大輔は差し脚が冴えている。直近4カ月の勝率は44%を誇っているし、2月奈良記念2着、決勝は佐々木悠の逃げに食い下がった。森田優弥は失格がたたり、今年はここが走り初めとなる。レース勘には不安が残るが、茨城コンビに前を託されれば強気に攻める。

寺崎浩平

南修二
近畿勢も戦力は整っている。寺崎浩平、南修二とSS班2枚を擁していて、百戦錬磨の稲川翔も控えている。新SS班の寺崎は、年頭からワールドクラスのスピードを遺憾なく発揮。1月立川記念では初日特選を制すと、同月大宮記念はまくって準V。更に全日本選抜では、上がり11秒フラの超速まくりで初日特選を先勝すると、準決もまくって快勝。決勝は近畿4車ラインの先頭で先手を奪い、脇本雄を優勝に導いた。寺崎が好スパートなら近畿勢での連独占は十分だろう。
迎え撃つ四国勢は充実のラインナップ。松本貴治、橋本強の地元勢にとって、犬伏湧也の存在は心強い。今年は初戦の1月和歌山記念で失格を喫し、スタートダッシュは成らずの松本ながら、2月別府で初Vをゲットすると、全日本選抜では二次予選で吉田、菅田壱らを撃破。地元記念に向けて調子を上げてきた。昨年は先手を奪った犬伏に乗り、71周年に続き大会2V目を手にしている。今年も犬伏が別線を沈黙させれば、松本の連覇は大いにあろう。その犬伏も調子に問題はない。今年は初戦の1月岸和田で落車したものの、同月高松記念in小松島は準決2着で優参と不安を一掃。全日本選抜でも二次予選で逃げて2着に粘って清水裕と中四国ワンツーを決め、準決は機敏に動き3着で優参。豊かなスピードを活かして四国ラインをけん引しよう。橋本もこの大会は地元連係で実績を残している。72周年を松本に乗って制し、昨年は松本に続いて3着に入った。
経験値なら新田祐大、成田和也の福島コンビに軍配が上がる。コースを見極めて前々と攻めてからタテ脚を繰り出す新田の自力攻撃は健在で、今年の3連対率は66%。全日本選抜での動きも悪くなかった。展開がもつれるようだと怖い存在となりそうだ。
調子上向きな山崎賢人に、松岡辰泰、塚本大樹とそろった九州勢の動向にも注意したい。














