近畿S班勢の連係を重視

古性優作
75周年記念が昨年末に開催されたばかりだが、新年度最初の記念として76周年記念が行なわれる。主力陣にとってはダービーを睨む大事な時期で、S班から5人がエントリー。中でも寺崎浩平、古性優作、南修二と3名のS班が顔をそろえる近畿勢がV争いをリードする。本命に推す古性優作は昨年のサマーナイトフェスティバルで落車してから自身が納得するレベルに仕上がらず、今年に入ってからも安定した戦績とは裏腹に浮かない表情を見せていたが、ここにきて完全に立ち直った。全日本選抜も、寺崎と連係した初日特選は3着がやっとという結果だったのが、2日目優秀戦から気配が一変して着。続く3月大垣記念も準Ⅴながら長い距離を踏んで、好感触をつかんでいた。数え切れないほど連係して呼吸もバッチリな寺崎を好援護からゴール前で鋭く抜け出す。寺崎も先行勝負に懸ける意気込みは強い。ここも強気な先行策を基本に、流れ次第では柔軟に立ち回って、記念初優勝を目指す。南は落車続きの悪い流れをここで変えたい。

吉田拓矢

深谷知広
近畿S班トリオを破るなら吉田拓矢だろう。吉田はとにかく抜群の切れ味を披露しており、2月静岡記念では深谷知広をまくってⅤ、ウィナーズカップも3連勝して決勝に勝ち上がった。今回は自分で自力自在に戦うメンバーだが、しっかりレースを組み立てて最後は鋭脚を発揮する。
地元勢は前回大会覇者で、ウィナーズカップを制したばかりの深谷を軸に結束する。前回大会は中野慎の逃げを3番手からまくっての優勝。強烈ダッシュで繰り出す自力攻撃の破壊力はウィナーズカップの決勝でも披露した通りだし、3月取手G3の活躍で名前を売った長田龍拳、渡邉雅也が勝ち上がってきて、長田の番手でⅤを目指すことも視野に入る。記念の決勝常連へと成長した渡邉や、佐々木龍らも含め、ラインの力で勝負していきたい。
嘉永泰斗、荒井崇博の気心知れた九州コンビもⅤ争いに参戦。ウィナーズカップで落車した嘉永だが影響なさそう。仕掛けのタイミングが合えば、そろった強敵をまとめて撃破する力を持つ。G1を連続優参中の荒井も信頼を寄せる嘉永との連係なら力が入る。
全日本選抜で決勝3着と気を吐いた山口拳矢の存在も目を引く。地区的に単騎の戦いが予想されるが、G1を制したころのスピードと思い切りの良さが戻った山口にとってはハンデにならない。勝機が巡れば逃さない。
佐藤慎太郎は北の先導役が勝ち上がってくるか。ホープ山崎歩夢、ナショナルチームを卒業し競輪選手らしくなってきた小原佑太、自在選手として完成されてきた飯野祐太らとの連係が叶えば。
町田太我も一発狙えるデキ。











