地元で主役は譲れない新山響平

新山響平
新山響平、阿部拓真の107期の同期2人が主軸となり、北日本勢が地元シリーズを有利に進めよう。オールスター競輪のドリームレースでは落車に見舞われた新山だったが、直後の二次予選では逃げ切り勝ちを収めた。ただ、落車もあり完調ではなかったようで、準決では犬伏湧也に叩かれて万事休す。高松宮記念杯競輪に次いでのGⅠ連続優出はならなかった。シリーズの5走で代名詞でもある前受けからの突っ張り先行を一度も見せなかったように、新たな組み立てを模索しているのが現状だ。戦法の幅を広げながら迎える地元記念は、盛り立てる仲間と結束して、新山が19年以来、2度目の制覇に向けて集中するのみ。S班の立場として葛藤しながら軌道に乗ってきた阿部、オールスターで2年ぶりのGⅠ決勝進出を果たした守澤太志。そこに小原佑太、大川剛、小堀敢太ら機動タイプが加わり、層の厚さを生かして、1人でも多く決勝に勝ち上がりたい。

郡司浩平
小田原記念で遅まきながら今年初Vを遂げた郡司浩平は、オールスターのドリームで落車失格を喫した。状態面も気がかりだが、グランプリ以来の優勝で流れをつかみかけていただけに、今シリーズでどこまでリズムを取り戻せるかも課題になる。力をつけている同県の野中龍之介もいるが、南関地区の顔ぶれからは4日間、自力が主体になりそうだ。和田真久留、和田健太郎との連係から、破壊力抜群のまくりがさく裂すれば青森記念連覇も。

寺崎浩平
寺崎浩平は、鎖骨骨折明けだったオールスターで二次予選敗退。その後はまくり連勝でシリーズを締めたものの納得のいくデキには遠かった。松戸記念を経ての今シリーズで、レース勘を含めて走りながら状態面を上げていけば、他地区をまとめて負かせるだけのパワーを持っている。寺崎次第では、三谷竜生、村田雅一らの出番も十分で、ラインでの浮上があっていい。
石原颯、取鳥雄吾の2人がいる中四国勢も脅威。石原はオールスター、取鳥は5月の日本選手権競輪でGⅠ初優出。特にオールスター準決での逃げ切りが鮮烈だった石原は、決勝でも犬伏の初戴冠に貢献。近況の走りからは、自身のタイトルも見えてきていて充実の一途だ。
鈴木玄人、森田優弥と強気の攻めが売りの2人をはじめ、木村皆斗、森田一郎、恩田淳平らの関東勢も侮れない。森田優はオールスターで一、二次予選を連勝。鈴木とのワンツーだった二次予選では、上がり10秒6の目の覚めるようなまくりを披露して、動きの良さが光っていた。
九州勢は戦力充実とは言い難く、荒井崇博は松本秀之介が頼りだ。また、中部勢はスピードある志田龍星が、持ち味を生かしてどう戦うかにも注目したい。













