高橋築ら地元勢が奮起

高橋築

篠田幸希
競輪祭出場組は不在のGⅢ開催とあって傑出者は見当たらない。高橋築、大矢崇弘らの地元勢にまず期待するのが最も自然か。高橋は10月京王閣記念11着と気を吐いたばかり。杉浦侑吾や同郷の鈴木竜士との連係を実らせた結果で、ハイスピードバトルに対応できる状態に仕上げて地元戦で結果を出した。その後は一息入ったものの、来年の競輪祭の出場権を得た京王閣記念の結果に満足せず、勝機が巡ればモノにする。大矢は目立つヒットこそ見られないものの、FⅠ戦では決勝に乗っていて戦える状態だ。2人が最も頼りにするのは篠田幸希だろう。同県の佐々木悠葵のブレークに刺激を受ける篠田は京王閣記念を112着。石原颯や岩本俊介が相手だった準決以外は連を外さなかった。そして、続く小田原を着の逃げ切りV。仕掛けが早くなっているのは好調の証で、タイミング良く飛び出せば地元勢に貢献するだけでなく、GⅢ初Ⅴが見えてくる。

吉田有希
岐阜に移籍して中部の一員となった吉田有希が燃えている。9月地元の岐阜記念を211着、10月四日市では着のⅤ。続く小田原では決勝3着と篠田の後塵を拝したとはいえ、単騎で主導権を奪いにいく動きを見せていてデキは間違いなく良い。当所は意外と走っていない走路だが、S級最年長優勝を狙う同県の重鎮・山口富生や差し脚切れる岡本総を連れ、積極先行という自分の競走スタイルを貫く。
小原佑太、原大智の機動型に佐々木雄一、星野洋輝、佐藤和也、菊地圭尚ら北日本は人材が豊富。今年からナショナルチームを離れた小原は展開への対応力を身に付けて10月熊本記念を33着。ここは北の大砲としての役割を期待されるが、ラインから優勝者を出すことが一番にせよ、もう引き出し役には止まらない。
神田紘輔、中井太祐、山本伸一、椎木尾拓哉ら近畿勢は、積極果敢な岸田剛の勝ち上がりが望まれる。差し脚が伸びていて近況上々な面子がそろっているので、どうあれⅤ戦線をにぎわすことだろう。また、近畿にはラインに関係ないまくり一発でお馴染みな伊藤信も控える。
南関勢も事情が似ていて、主力は松坂洋平、岡村潤、渡邉雄太と追い込み寄りの戦法を取る選手になる。パンチ力ある逃げを見せる日高裕太や格清洋介、川越勇星との連係が叶えば強力な勢力となるが果たして。
中四国勢は太田竜馬のデキに懸かっていそう。9月別府でのⅤは番手を回っての結果だったとはいえ、自信を持って臨んだときの太田のスピードの切れはまださびていない。勢いに乗ると怖い存在と化す。
野田源一は単騎で自在に立ち回ってのまくりという長年トレードマークにしてきた走りを貫くのは年齢的に厳しくなった。立部楓真らとのラインの競走が見どころとなるだろう。














