絶対エース清水裕友が譲らない

清水裕友
全国各地から強豪が集うシリーズだが、この大会だけは地元の大エース清水裕友が一身に注目を集める。代替開催も含めて前人未到の6連覇を達成。昨年大会で記録は途切れてしまったが、逆にプレッシャーからは解放されたか。ウィナーズカップで決勝3着、8月のFⅠ戦も貫禄の完全V。地元に対する思いは変わっていないし、寬仁親王牌では二次予選Bを勝っていて戦える状態にもある。あとはここに向けてさらに上げていってハイスピードバトルに備えるだけだ。中国同士の太田海也とはオールスターで2度連係して以来となるが、誰よりも頼もしい存在。競技でも日本代表として活躍する太田は世界選スプリントで銅メダルを獲得し、凱旋レースとなる。スピードは競輪界で抜けている太田を好操縦して、渾身差しを決めるか。また、中国には取鳥雄吾、町田太我もいて、清水には心強い味方となりそう。

松本貴治
清水、太田とは中四国同士だが、一昨年の前回大会で松本貴治は2人と別で戦って優勝を奪い取った。オールスターで決勝5着、寬仁親王牌で準Ⅴと大舞台で結果を出しているだけでなく、連係した仲間の犬伏湧也、石原颯が次々とタイトルホルダーに輝いていく姿に誰よりも刺激を受けている。失格のペナルティーによる長欠で失ったものを一気に取り返す快走が続く小川真太郎や小倉竜二、GⅠ初出場の寬仁親王牌で名前を売った室井蓮太朗の徳島勢とのラインで大会連覇に挑む。得意走路で結果を出して競輪祭に挑みたい。

郡司浩平
グランプリ出場権獲得への賞金ランクでボーダーの位置にいる佐々木悠葵が10月京王閣記念を優勝して賞金を積み増したことで、追う郡司浩平は気持ち的に吹っ切れて自分の持ち味を出し切ることに専念できそうだ。自力、番手と役割を変えて戦う中で、最近は自力での競走の比重を増しており手応えも上々。10月松阪記念は4日間自力で戦って2着のⅤ、寬仁親王牌も同様のレースで着だった。10月大宮を完全優勝した渡邉雅也が前回りを志願なら任せる可能性もあるが、基本的には佐々木龍を連れて中四国勢と力勝負に出るか。
一発の魅力なら山口拳矢だろう。9月岐阜記念では上がり11秒1のカミソリまくりでⅤを奪い、手応えをつかんだ。そのレーススタイルから援軍の有無は山口には関係ない。緩むタイミングがあれば飛んできそう。
菅田壱道は寬仁親王牌でいきなり落車に見舞われながら、その後の3走を走り抜き、最終日には勝ち星を挙げている。後手を踏まない考えた組み立てで渡部幸訓とともに強襲を狙う。
S班の南修二は自分のやれることを精一杯やっている印象。スジの目標が手薄なシリーズでもそろそろ報われていい。
怪我明けの共同通信社杯の準Ⅴで完全に息を吹き返した小林泰正も軽視禁物だ。













