検車場レポート
紺野 哲也 宮城 69期 |
佐々木吉徳が打鐘で藤岡隆治を叩く。人気の松岡篤哉は後方に置かれて、一本棒で最終ホームを通過。
中団の藤岡が最終バックでまくり上げるも、3コーナーで紺野哲也のけん制を受けて失速。4コーナーを絶好のハコで迎えた紺野が直線で抜け出した。
「佐々木君がカカっていても、本線が後方にいるので、松岡君がいつ飛んでくるのかって気が気じゃなかった。なんとか佐々木君も残そうと思っていて、最後も庇いつつだったので自分は後ろから抜かれて2着になったかと思っていました。6月の弥彦初日から新車で、急に1着を取れるようになった。道中の脚の溜まり具合も良いし、余裕も出てきました」
2着には大外を懸命にまくり上げた松岡が食い込んだ。
「ホームで仕掛ければ良かった。状態は悪くないので、あとは組み立てだけですね。自転車の進みは良いのでまた明日頑張るだけです」
バック最後方だった疋田敏だったが、2センターで最内を突き3着に入った。
「めちゃめちゃ皆が強すぎますよ。バック9番手だったので、内しかないと。直前に浅井康太君に練習を見てもらって、その成果が出ましたね。バックでもし6番手にいたらあのコースは見えていなかったと思う。9番手だから内が見えたんでしょうね。競輪って面白いですね」