検車場レポート
近藤 隆司 千葉 90期 |
地元コンビに出られた石塚輪太郎は、3番手で反撃のタイミングをうかがって赤板の1コーナーから踏み上げる。近藤隆司は、近畿勢を遅れながら追った坂本亮馬を張りながら飛び付いて3番手を確保する。吉田拓矢に合わせて最終2コーナー手前からまくった近藤が、中村浩士とのワンツーで通算300勝を飾った。
「(前検日は)わかっていたけど、(レースになって)300勝は完全に忘れてました(笑)。敢闘門に戻ってきたら、みんながおめでとうっていうから。それでですね。(石塚が)来たら9割くらいで踏んでと思っていた。あとは(3番手に入って)松岡(健介)さんが横に動いて戻ってきてくれた。あれが番手まくりじゃなかったんで良かったです。(中村と)2人で3着までに入りたいと思っていた。そうすれば3日目(準決)まではっていうのがあるんで」
「近ちゃん(近藤)の意気込みがすごかった」と、2着に流れ込んだ中村浩士が近藤をねぎらう。
「あれで(石塚が)来なければ駆けちゃうし、来たら位置を取ってまくるんだと。(近藤は)仕上がってる。自分も付いててピリピリした。近ちゃんに付いていくことに集中していたし、うまく連れていってもらった。。サマーナイトフェスティバルがあったばっかりだけど、松戸記念も年に一度の(地元の)お祭りだからどう盛り上げていくか。(地元勢のみんなで)頑張りたい」
打鐘の2センターから巻き返した吉田は、千葉勢をのみ込めず中村の外まで。武田豊樹は、中村と吉田の間を踏んで3着に入った。
「(吉田は)引いてくるタイミングがね…。内に差し込んでいたんで、そこで遅れた。ただ、(吉田)拓矢も頑張っていたんで、あんまり邪魔にならないように(自分が踏む)スペースをつくった」