検車場レポート
守澤 太志 秋田 96期 |
前受けから7番手まで下げた新山響平がすかさず巻き返すと、抵抗する山本伸一をアッサリと叩き返して2周先行。最終ホームからさらにペースが上がると、別線のまくりは車が進まずに本線ペース。最後は番手絶好となった守澤太志が差し切って白星スタートを飾った。
「新山君が強いね。ラスト1周でさらに踏み上がったからね。青森記念は成績が良かったけど、実は初日の後に軽いギックリ腰になって状態はそこまで良くなかった。今回はケアができたので大丈夫。F1、G3で結果をある程度の結果を出せているけど、特別競輪に出るのは(今年2月の)全日本選抜以来。この舞台でも活躍したいですね」
赤板先行でレースを支配をした新山が2着。近況は決勝進出こそ叶わないが、迫力ある先行勝負で着以上の内容を見せている。
「突っ張りたかったけど、青板(残り3周)前に突っ張ったら失格だから(苦笑)。すかさず巻き返せたし、最後の1周でさらにペースを上げられたので、初日のレース内容としては良かったと思う。最近は長い距離を踏むレースができていたので、今日は短く感じたくらい。疲れも多少はあるし、体調をしっかりと整えて残り3日間に備えたい」