検車場レポート
橋本 強 愛媛 89期 |
3連単44万円台の大穴配当が飛び出した。レースは鈴木竜士が打鐘から主導権を取る。中団はもつれて、山賀雅仁を強引に内に押し込んだ松岡貴久がそのまま空いた内を進出。武田豊樹をどかしてホーム前に鈴木の番手を取り切る。8番手となった小川真太郎がすかさず反撃。好スピードで前団に迫ると、松岡が3コーナーから番手まくりを放つ。小川はこれで苦しくなったが、その後ろから橋本強が鋭く伸び切った。
「(小川の)踏み出しに集中していたけど、ちょっと口が空いてしまいました。なんとか付いていけて勢いもよかったんで、決まると思ったんですけどね。止まってしまって一緒にバックを踏んだ。その外はいけないと思って、内を行かせてもらいました。反応が悪かったんで、そこは修正したいと思います」
大森慶一が最終バック9番手の展開から2着に突っ込んだ。
「展開が悪くてもうダメだと思っていたら伸びましたね。本当に出ましたね。前にいるよりも後ろのほうがいいのかな。こういう展開のほうが自分に合っている。状態はいいと思います」
鈴木の番手を奪った松岡貴久は3着。思うように車が進まなかった。
「とりあえず前に踏んで気付いたらハコにいた感じです。(番手を)取り切ってから余裕はあったんですけどね。後ろから(小川が)来たんで踏んだけど出なかった。直前に地区プロがあって疲れもあるし、カーボンフレームのイメージで踏んだら出なかったです。結果オーライですね」