検車場レポート
鈴木 庸之 新潟 92期 |
最終レースは3連単の配当16万円台の大穴決着となった。蒔田英彦が藤根俊貴の反撃をきっちり合わせて主導権を握る。中団に降りた高橋陽介が内を進出したことで大混戦になったが、脚をためていた鈴木庸之が空いたコースをシャープに伸び切った。
「まくろうかとも思ったんですが、外にいて踏めなかった。ずっと詰まっていて、踏んだのは4コーナーから一瞬だけですね。サラ脚で脚が余ったままゴールした感じです。1着は去年2月の小倉以来で1年半ぶりくらいですね。いままで取った1着のなかで一番うれしいです。去年、(ヘルニアの)手術をして、立てない時期もあって、もう復帰できないと思ってましたから。復帰して、こうして勝てて決勝に乗れたことが本当にうれしいです」
蒔田英彦は後続のもつれを尻目に2着に粘り、G3初優出を果たした。
「モニターで4番(藤根)を確認したら、そんなにいい勢いで来てなかったので、合わせられるかなって思いました。何とか決勝に乗れて本当にうれしいです。2日間の運の良さが今日(3日目)につながりました。青森との相性の良さ1本ですね」
内々を最後まで諦めずに踏み続けた隅田洋介も3着でG3初優出。
「運も実力のうちですね。流れがきています。外を踏めれば良かったけど、みんないっぱいいた。最後もコースミスをして反省ばかりです」